[東京 11日 ロイター] バークレイズ・グローバル・インベスターズ・グループ(BGIグループ)は、11日、世界初となるMSCIコクサイ・インデックス連動型ETF(上場投資信託)「iシェアーズ MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックス・ファンド」を新たに投入する、と発表した。
同ETFは電子取引所のNYSE Arca(アーカ)証券取引所にて12日から取引が開始される予定。また、BGIグループは同ETFを日本でも外国籍ETFとして提供を可能にするため、10日付で金融庁への届出を完了しているという。
今回、新たに投入するETFは、日本の年金基金をはじめとする機関投資家が外国株式運用の際のベンチマークとして採用している指標、MCSIコクサイ・インデックスに連動するもので、投資対象は日本を除く先進国22カ国の主要企業の株式となっている。BGIグループでは、同ETFを活用することで、外国株式に投資する際に幅広い分散投資を可能にし、かつ機動的な運用が可能になるとしている。BGIグループが日本で提供するiシェアーズは、今回のETFで、計64本になる。
なお、日本では、機関投資家向けに7社──クレディ・スイス証券、ゴールドマン・サックス証券、大和証券SMBC、日興シティグループ証券、野村証券、メリルリンチ日本証券、モルガン・スタンレー証券、一般投資家向けは4社──大和証券、日興コーディアル証券、野村証券、楽天証券が取り扱いを予定している。