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再送:〔ファンドビュー〕ECBの利上げは7月以降も続く見込み、欧州利回り曲線はフラット化へ=アムンディ

*この記事は4日午後7時48分に配信しました。

 [東京 4日 ロイター] アムンディ・アセット・マネジメントでグローバル債券部門を統括するエリック・ブラール氏は4日、欧州中央銀行(ECB)の政策金利引き上げは7月以降も継続するとの見方を明らかにした。ロイターとのインタビューで述べた。

 7月以降もECBが利上げを続けるかとの問いに対しブラール氏は「ECBは金利を正常化させるという明解な政策スタンスを示しており、金利が再度引き上げられる可能性がある」と述べた。

 アムンディは、クレディ・アグリコルとソシエテ・ジェネラルの資産運用部門を統合して設立され、ブラール氏が統括する債券部門の運用規模は4000億ユーロを若干上回る。

 欧州債の運用方針について同氏は、短期金利は上昇の余地があるが長期金利は短期金利ほど上昇せず、利回り曲線が平たん化(フラットニング)するとの予想に応じてポートフォリオを組み立てており、デュレーションは短期化している、と説明。また、欧州の社債スプレッドは安定的で若干タイト化している一方、金融セクターについては、今のところボラティリティが高いものの個々の金融機関では投資対象として適格なものもある、との見方を示した。

 ギリシャ問題については、「われわれは物事を過小評価しないようにしている」と同氏は述べ、「ギリシャがデフォルトを回避することが重要」とした。

 デフォルトすればギリシャの金融システムが打撃を受け、資金調達コストが上昇するだけではなく、「ユーロ圏の問題解決方法は、『デフォルト』であるとの認識が広がり、他の国々の流動性問題にも発展しかねない」と警鐘を鳴らした。特に、債務のGDP(国内総生産)比が大きく、債務のファイナンスにおいて海外依存度の高い国には危機の連鎖が起きる可能性があると指摘した。

 米国の債務上限引き上げ問題について、ブラール氏は「期限まで債務上限引き上げで合意できなかったことが70年代にもあり、今回が初めてではない」とし、「悲観的には見ていない」と述べた。

 日本国債のポートフォリオは、低金利のため極めて小さいと述べたうえで、日本が東日本大震災から復興する能力を過小評価するのは大きな間違いであるとの考えを示した。

  (ロイターニュース 森佳子;編集 田中志保)

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