[東京 16日 ロイター] - 政府は、2016年度の経済見通しで、物価上昇率を加味した名目成長率を3.1%程度とする方向で調整に入った。物価変動の影響を除いた実質では1.7%程度とする。
企業業績の改善を受けた賃金上昇や17年4月の消費増税前の駆け込み需要を見込み、今年7月時点で2.9%とした名目成長率を上方改定する。実質ベースでは内閣府の試算を据え置く。
政府は、経済見通しの閣議了解を踏まえて税収を確定し、24日に16年度予算案を閣議決定する。16年度税収は57兆円台の半ばと、1991年度以来25年ぶりの高水準となる見通しだ。
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