[ブエノスアイレス 19日 ロイター] - アルゼンチンのブエノスアイレスで19日開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、ムニューシン米財務相はトランプ政権が「互恵的な条件の自由貿易」を重視していることを明確にする方針。財務省高官が明らかにした。
この高官は、財務省として自由貿易を信じるトランプ大統領の確固たる見解を示すことに疑いはないとする一方、「システムを機能させるために米国が自国の国益を二の次にすると期待させている現状は、受け入れられないものだ」と指摘。その上で、「より均衡の取れた通商関係につながる互恵的条件の自由貿易を信じると明確にしている」と述べた。
また、貿易に関してG20コミュニケにどういう文言が盛り込まれるかについては現時点でコメントできないとし、ムニューシン氏にとって重要なのは「各国との対話だ」と述べた。