[成都(中国) 24日 ロイター] - 英国のハモンド財務相は24日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議終了後の会見で、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感は、双方の交渉に臨む立場がもっと明確になれば、年内にも緩和されるとの見方を示した。
「不透明感の緩和が始まるのは、われわれが思い描くEUとの交渉の進め方がより明確になった時点だろう」と述べた。
「EU側がわれわれの考えに前向きに反応すれば、どこに向かうかについて全員が同じ考えであるという印象が今年中にもたらされる。そうなれば、企業や市場に安心感を与えるシグナルを送ることになるだろう」と語った。
2日間におよぶ成都でのG20会合では、英国のEU離脱という予想外の決定が大きな議題として取り上げられ、多くの国の当局者から、離脱の道筋を明確にして欲しいとの要望が聞かれた。
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