[マテーラ(イタリア) 29日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)外相会合が29日、イタリア南部マテーラで開かれた。対面での開催は約2年ぶり。会合では新型コロナウイルス対策での連携強化や世界経済の回復、アフリカ支援などについて話し合われた。
議長国イタリアのディマイオ外相は「コロナの世界的大流行(パンデミック)により、国境を越えた緊急事態への国際的対応の必要性が浮き彫りになった」と述べ、各国に連帯を呼び掛けた。
ブリンケン米国務長官は、富裕国に比べてワクチン接種が遅れている貧困国へのワクチン供給が重要とした上で、「パンデミックを終わらせるためには、より多くのワクチンをより多くの地域に届ける必要がある」と訴えた。さらに、低所得国による「重大な債務の脆弱性」への取り組みをG20として後押しすると表明した。
日本からは茂木敏充外相が参加し、開発金融について発言した。中国の王毅外相兼国務委員はオンラインで参加。ロシアからは外務次官が出席した。
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