[メキシコ市 29日 ロイター] - メキシコ政府は米国に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種進展に伴い両国の国境での移動制限を修正すべきだと提案した。エブラルド外相が29日に明らかにした。
米国とメキシコの国境では、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けて昨年3月に不要不急の移動制限が導入され、30日ごとに延長されてきた。
国境付近の街や事業者は、行き来する人の減少によって打撃を受けている。
エブラルド外相は「両国でワクチン接種が進むに伴い、どのような制限や活動を必須と見なすかの判断基準が変わる。メキシコはその点を提案している」と述べた。
メキシコのロペスオブラドール大統領は25日、米国の正副大統領とカリフォルニア州知事に可能な限り早期の国境再開を求める考えを示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」