[東京 7日 ロイター] - 政府は、2019年に福岡市で開催する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の日程について、6月上旬とする方向で最終調整に入った。麻生太郎財務相が近く発表する。来年6月28─29日に大阪市で行われる首脳会議(サミット)と同じ月の開催となる。
政府関係者が7日、明らかにした。日本は今年12月、アルゼンチンから議長国を引き継ぎ、向こう1年の会議の運営を担う。
議長国で開催する初回の財務相会合は2月か3月が多いが、今年はブエノスアイレスでのサミット開催時期が例年より遅く、翌年に向けた準備作業がずれ込む事情もあるとみられる。
主要な先進国や新興国が集うG20は、アジア通貨危機を契機として1999年に発足した国際会議。世界経済の現状や課題などを議論する場で、日本は来年初めて議長国を務める。
梅川崇