[ベンガルール 23日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は23日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、同国はすでに軍事装備提供などウクライナを強力に支援しており、今後は他の国々もそれぞれの役割を果たす必要があると述べた。
リントナー氏は、ウクライナへの追加金融支援が必要と指摘。国際通貨基金(IMF)が検討している追加支援への独の支持を表明した上上で、「これは一部の国だけではなく、IMF全加盟国の役割だ」と述べ、「負担とリスクの公平な分担」が必要だとした。
財務省筋によると、IMFは3月末までにウクライナに対する新しい援助プログラム策定を目指している。
G7は23日に開いた財務相・中央銀行総裁会議で、ウクライナに対する今年の経済支援を390億ドルに引き上げることで合意した。
リントナー氏はまた、「ロシアを国際市場から完全に孤立させるため、さらなる取り組みが必要」と述べ、対ロシア圧力を強く保つ構えを示した。
G7会合のもう一つの重要議題は、高債務国を巡る状況だった。リントナー氏は、高債務国には国際金融市場へのアクセス確保が必要とした上で、中国に「世界最大の債権国の一つとして大きな責任があることを折に触れて認識させる必要がある」と指摘した。
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