[ニューデリー 23日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は23日の記者会見で、政府のエネルギー支援策によってインフレ率は抑制されるとして、金融緩和政策を維持する意向を示した。
黒田総裁は、当地で開催された主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でその意向を説明したという。またG7は、世界経済が予想以上に良好であるとの認識を共有したと述べた。
2023年度と2024年度の消費者物価指数(CPI)は目標の2%を下回るとの予想を示した。輸入物価の下落と政府のエネルギー支援策によりインフレは抑制される見込みという。
その上で、日銀のインフレ目標2%は引き続き適切と述べた。
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