June 28, 2019 / 3:25 AM / a month ago

G20で印中首脳が米国けん制、安倍首相「自由な貿易体制を」

[大阪 28日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が28日に大阪で開幕し、訪日したインドのモディ首相や中国の習近平国家主席などの各国首相が保護主義に懸念を表明、米国をけん制した。

 6月28日、インドのモディ首相(写真中央)は、世界経済が一方的な決定やシステム全体に感じられる紛争に大きく左右されているとの認識を示した。写真は27日大阪での代表撮影(2019年/ロイター)

中国やロシアなど新興5カ国(BRICS)の首脳会議に参加したモディ首相は、世界経済が一方的な決定やシステム全体に感じられる紛争に大きく左右されていると指摘。

「今後も世界貿易機関(WTO)の改革に力を入れ、世界経済の均衡の取れた発展を実現し、すべての人々が成長を享受できる体制を整える必要がある」と述べた。

中国の習主席は、一部の先進国が通商摩擦と経済封鎖へとつながる保護主義的措置を取っていると非難。そうした措置が世界経済における不安定性を増幅させる最大のリスクだとの認識を示した。

「このすべてが世界の貿易秩序を破壊している。これはまた、われわれの国々の共通の利益に影響を及ぼし、世界規模で平和と安定に影を投げかけている」と同会合で語った。

一方、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、米中貿易摩擦の激化が世界経済に打撃を及ぼしていると警告した。米中の通商関係は「困難」な状況にあり、「世界経済の減速につながっている」とした上で、「米中両国の当局者との協議で、私はこの問題の有害な影響に注意を促した」と記者会見で述べた。

G20首脳会議の議長を務める安倍晋三首相も、自由貿易の流れが後退しつつあることを懸念。

サミットの冒頭で首相は、「対立を際立たせるのでなく互いの共通点を見出し、ウィンウィン(相互利益)で持続可能な世界を実現するサミットにしたい」と強調し、「今こそ、自由、公正、無差別な貿易体制を維持・強化するため、強いメッセージを打ち出さなければならない」と語った。

米国の保護主義や米中摩擦を背景に議論は難航が予想されるが、自由貿易の重要性に関しメッセージを取りまとめたい意欲を示した。

*内容を追加しました。

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