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バイデン氏、中国との対話で「雪解け」近いと認識

 5月21日、バイデン米大統領は、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)閉幕後の記者会見で、中国との対話で「雪解け」は近いとの認識を示し、G7は中国とのデカップリング(分断)を目指しているわけではなく、対中関係におけるリスク低減や多様化を望んでいると述べた。広島で代表撮影(2023年 ロイター)

[広島/北京 22日 ロイター] - バイデン米大統領は21日、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)閉幕後の記者会見で、中国との対話で「雪解け」は近いとの認識を示し、G7は中国とのデカップリング(分断)を目指しているわけではなく、対中関係におけるリスク低減や多様化を望んでいると述べた。

また、G7が「ともに経済的威圧に抵抗し、自国の労働者に打撃を与える有害な慣行に対抗」する決意で、これまで以上に結束していると強調した。

中国外務省の毛寧報道官は22日の会見で、バイデン大統領の発言に関する質問に、米国は中国を正しく理解して歩み寄り、二国間関係を再び軌道に乗せるべきだと指摘した。

G7サミットは20日に出した声明で、中国との経済関係でデカップリングではなくリスク低減を目指す共通のアプローチを打ち出した。駐日中国大使館はG7サミットが政治のブロック化を引き起こしていると指摘し、対立と分裂をやめるよう求めた。

バイデン氏は米中間で「ホットライン」をいつでも利用できるようにすべきだと指摘。昨年11月の習近平国家主席との会談で開かれた対話の維持で合意したが、今年2月に米本土に飛来した中国の偵察気球の問題で状況が一変したと説明した。

ただ、「中国との対話という意味では、非常に近いうちに雪解けがあるだろう」と語り、習主席と近い将来に会談する可能性を示唆した。

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