[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア外務省は21日、主要7カ国(G7)が広島で開催した首脳会合(G7広島サミット)について、「政治化」されたイベントだと指摘するとともに、反ロシア・反中国の声明によって世界の安定を損なっていると非難した。
同省は対話アプリ「テレグラム」に投稿した声明で、G7が「アングロサクソンの指導の下、世界の安定を損なう破壊的なイニシアチブがつくられる『培養器』」と化したとし、反ロシアと反中国の「ヒステリー」を扇動していると非難した。
また、インドのモディ首相らがサミット拡大会合に出席したことを念頭に、G7が非西側諸国と「いちゃつき」、ロシアや中国と同諸国の関係発展を妨げようとしていると非難。とはいえG7には、アジア太平洋地域、南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカの利益を反映する能力がないと確信しているとした。
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