[23日 ロイター] - ロシア外務省は22日、核に関する主要7カ国(G7)の文書はロシアと中国に心理的、軍事的、政治的な圧力をかけることだけが目的だと反発した。
G7首脳会議(G7広島サミット)で先週公表された核軍縮に関する共同文書「G7広島ビジョン」は、ロシアや中国に対し、米国、英国、フランスが取った措置と同様に、自国の核兵器に関する透明性を高めるよう求めた。
ロシアのリャプコフ外務次官は文書について、G7の反ロシア、反中国のトーンを反映していると主張。外務省のウェブサイトで公表した談話で「核兵器の規模に関する西側のレトリックは、ロシアと中国に心理的、軍事・政治的な圧力をかけることが唯一の目的という印象を受ける」とし「両国を中傷する病的な願望が背後にあるのは明らかだ」と述べた。
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