September 4, 2018 / 4:03 AM / 2 months ago

韓国、スポーツ選手の兵役免除の見直し示唆 「軍事要員が不足」

 韓国の兵務庁は、スポーツ選手に対する兵役免除の特例を見直す方針を示した。ジャカルタ・アジア大会で同国代表チームがサッカーなどの種目で金メダルを獲得して兵役が免除されたことを受け、規定の強化を求める声が高まっている。写真中央は、同大会でサッカーの韓国代表の金メダル獲得により、兵役免除の権利を獲得した英トットナム・ホットスパーのソン・フンミン。1日撮影(2018年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[ソウル 3日 ロイター] - 徴兵制を採用している韓国の兵務庁は、スポーツ選手に対する兵役免除の特例を見直す方針を示した。2日に閉幕したジャカルタ・アジア大会において同国代表チームがサッカー、野球などの種目で金メダルを獲得して兵役が免除されたことを受け、規定の強化を求める声が高まっている。

韓国で男性は18─35歳の間に21カ月の兵役に就くこととなっているが、五輪でのメダル、アジア大会での金メダル獲得などの顕著な成績を収めた選手に対しては、4週間の基礎訓練だけが求められ、兵役は免除される。

アジア大会での金メダルにより、サッカーの英プレミアリーグ、トットナム・ホットスパーに所属する孫興民(ソン・フンミン)は兵役免除の権利を獲得。野球では9人の代表選手が兵役を終えていない。

スポーツ以外の分野でも、特例を拡大すべきだとの意見がある。野党「正しい未来党」所属の河泰慶(ハ・テギョン)議員は、Kポップの男性アイドルグループ、防弾少年団(BTS)のメンバーの兵役を免除すべきだと主張した。

奇讃守(キ・チャンス)兵務庁長は聯合ニュースに対し「スポーツと芸術の分野における制度の包括的見直しを計画している」と説明。「すでに軍事要員は不足しており、免除プログラムが公正であるかどうか見直しを始める予定だ」と話した。

同庁の幹部はロイターに対し、奇庁長は「原則として」最近のメディア報道や議会審理を考慮して発言したとの見方を示し、制度見直しに関する具体的な計画はないと述べた。国防省も声明で、当面は制度変更を考慮していないが、政府機関間での協議を行う可能性を示唆した。

韓国の兵役免除の特例は、1970年代にスポーツ分野での国力引き上げと世界的な認知度の向上を目指して導入されたものだ。ただ、国として優先順位のバランス調整を図る上で近年、批判の的となっている。

調査機関リアルメーターによる7月の調査によると、スポーツ選手のインセンティブ向上のため兵役免除の拡大に賛成すると答えた人は48%。反対は44%だった。

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