[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米ゲーム販売のゲームストップは23日、ジム・ベル最高財務責任者(CFO)が3月26日付で退任すると発表した。同社を巡っては数週間前、個人投資家の思惑買いで株価が乱高下した。
同社はベル氏の退任について、会計手法を含めた経営方針の対立によるものではないとしている。
だが、同社に近い関係筋は、ベル氏の退任は株価乱高下とは関係ないものの、会社側が持ち掛けたと指摘。ゲームストップが技術主導のビジネスに転換する中で、CFOとしてのベル氏の手腕に満足できなくなっていたという。
同社はすでに後任探しを開始しているが、ベル氏の退任までに後任が見つからない場合、Diana Jajeh最高会計責任者(CAO)を暫定CFOに充てる意向という。
CFO退任の発表を受け、ゲームストップの株価は引け後の時間外取引で約5%下落し、42.75ドル。株価が急騰した1月末には最高値となる482.95ドルを付けていた。
*内容を追加しました。
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