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英CPI、8月は前年比+2.9%に加速 予想上回る伸び
2017年9月12日 / 09:47 / 7日前

英CPI、8月は前年比+2.9%に加速 予想上回る伸び

 9月12日、英国立統計局が発表した8月の英消費者物価指数は前年同月比2.9%上昇し、ロイターがまとめた予想の中央値(2.8%上昇)を上回る伸びを示した。ロンドンのスーパーで4月撮影(2017年 ロイター/Neil Hall)

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局が発表した8月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇し、ロイターがまとめた予想の中央値(2.8%上昇)を上回る伸びを示した。衣料品や燃料の価格上昇を受けて、インフレ率は5年超ぶりの高水準を記録、英中銀への利上げ圧力が強まりそうだ。

欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が決まった昨年の国民投票以降のポンド下落を背景に、衣料品の価格が前年同月比4.6%上昇し、1997年にCPI集計が始まって以来で最も高い伸びとなった。

CPI上昇率は6、7月の2.6%から加速。5月水準に戻った。

CPI統計の発表後、投資家が織り込む利上げ確率が高まり、ポンドは対ユーロで4週間ぶりの高値圏に上昇。英国債価格は下落した。

RBCキャピタル・マーケッツのエコノミスト、サム・ヒル氏は、中銀は8月インフレ率を2.7%と予想していたと指摘。今週の金利変更は見込まないが、インフレは中銀にとって難しい問題と述べた。

中銀はブレグジットを巡る不透明感が経済を損ねると警戒。上期に成長が鈍化したこともあり、これまでのところ利上げを控えている。

ヒル氏は「MPC(金融政策委)には頭痛の種だろう」と話す。「インフレ圧力はあるが、消費者が苦労している現実もある」とした。

<中銀は目先、金利据え置きか>

英中銀は14日、政策金利を発表する。中銀のインフレ率目標は2%だが、EU離脱を控え、政策当局者の大半は政策金利を過去最低の0.25%に据え置くことに引き続き賛成票を投じると見られている。

英中銀は先月、ポンド安を理由に、インフレ率は10月に約3%に達するとの見方を示した。しかし、ポンドは最近、対ユーロで下落しており、英インフレの上昇圧力は中銀の予想より長く続く可能性がある。

一方、キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・ホリングスワース氏は、インフレ率は10月、3.1%でピークを付けると予想。「経済にまちまちのシグナルがあり、為替が主導するインフレ率の一時的な加速を、委員会の過半数が気にしていないことを考えると、MPCが目先、パニック的な利上げに走るとは思われない」と述べた。

*内容を追加しました。

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