June 7, 2019 / 7:09 PM / 3 months ago

英5年先インフレ期待、約10年ぶり高水準 無秩序なEU離脱を警戒=中銀調査

[ロンドン 7日 ロイター] - 英国の5年先インフレ期待が 約10年ぶりの水準に上昇したことが7日、イングランド銀行(英中央銀行)の四半期調査で明らかになった。欧州連合(EU)離脱後の経済見通しに対する懸念を反映している可能性がある。

中銀は5月3─7日に2150人を対象に調査を実施。長期インフレ期待の平均は3.8%と、2月の3.4%から上昇し、2009年初旬の調査開始以来の高水準となった。

1年先インフレ期待は3.1%と、5年ぶりの高水準だった2月の3.2%から低下。ただ中銀が消費者物価の上昇率の目標としている2%は大きく上回っている。

英国の10年物インフレ連動債GB10YIL=RRの6日の終値が示す小売物価指数(RPI)の向こう10年間の平均は3.449%。少なくとも2010年以来の高水準となっている。

債券ストラテジストは、無秩序なEU離脱で英ポンド相場が急落し、物価が押し上げられるとの見方からインフレ期待が上昇していると指摘。EY・ITEMクラブの首席エコノミスト、ハワード・アーチャー氏は、「(無秩序なEU離脱への懸念が)インフレ期待の上昇の背景にある」と述べた。

今回の調査では回答者の約半数が中銀は向こう1年以内に利上げを実施すると予想。2月の調査からやや増加した。

カーニー中銀総裁はこれまでも繰り返し、EU離脱が円滑に行われれば中銀は緩やかな利上げを実施する必要があるとの見解を示している。ただ金融市場では、向こう1年以内に利上げよりも利下げが実施される確率の方が高いとの見方が織り込まれている。

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