June 9, 2014 / 6:42 AM / 5 years ago

5月景気ウオッチャー調査は上昇に転じる、家計関連戻り早く

 6月9日、内閣府が発表した5月の景気ウオッチャー調査では、消費増税の反動減が和らぎ、DIは小売り関連やサービスなどを中心に上昇に転じた。写真は2011年1月、都内で撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 9日 ロイター] - 内閣府が9日に発表した5月の景気ウオッチャー調査では、消費増税の反動減が和らぎ、DIは小売り関連やサービスなどを中心に上昇に転じた。先行きもボーナスへの期待感もあり4月に続き上昇となった。

景気の現状判断DIは45.1で前月比3.5ポイント上昇し、2カ月ぶりの上昇となった。横ばいを示す50の水準は2カ月連続で下回った。企業動向関連が低下、雇用関連と家計動向関連が上昇した。

家計動向関連では「来店客数はほぼ前年通りで推移している。客の様子はゴールデンウィーク期間には例年よりは慎重さが見受けられたが、今月後半には増税のことを忘れてしまったかのようである」(東海・百貨店)との上向きのコメントもある。一方で「消費増税の影響が前月よりも顕著に出ている。販売量は全体的に前年比80%程度であり、テレビ、パソコンは90%、冷蔵庫、エアコンは75%と特に白物家電が良くない」(東北・家電量販店)と、耐久消費財では反動減が続いているとの声もある。

企業動向関連DIは、受注や生産の増加に一服感がみられたことなどから低下した。「材料、部品などの仕入れ先の話によると、増税後、受注量は全体的にいったん落ち込んだものの、まだ完全には戻っていないが、若干持ち直しつつあるようだ」(北陸、精密機器)といった声がある。

雇用関連DIは、多くの業種で求人が増加したことなどから上昇した。「企業の求人は堅調。新規先からの問い合わせや求人依頼が増加している」(沖縄、人材派遣会社)といった状況があるようだ。

2─3カ月先を見る先行き判断DIは53.8で、前月比3.5ポイント上昇。2カ月連続の上昇となった。50の水準を2カ月連続で上回った。

先行き判断DIについては、消費税率引き上げ後の駆け込み需要の反動減の影響が薄れていくことや夏のボーナスが増加することへの期待などから、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。

内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「景気は緩やかな回復基調が続いているが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、このところ弱い動きもみられる。先行きについては緩やかに回復していくとみられる」で据え置いた。

*内容を追加して再送します。

中川泉

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