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独IFO業況指数、1月は予想以上の悪化 景気停滞へ

 1月25日、ドイツのIFO経済研究所が発表した1月の業況指数は90.1と、予想以上に落ち込んだ。写真はフランクフルトで14日撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が発表した1月の業況指数は90.1と、予想以上に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染第2波で景気の回復がストップした。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は91.8だった。2020年12月分は92.2に上方修正された。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「コロナ第2波でドイツ経済の回復が一時的に終了した」と述べた。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は「ドイツ経済は今年、ほぼ自信喪失状態で始まった」と述べ、コロナワクチンの配布遅れが不透明感に拍車をかけていると指摘。第1・四半期は経済が停滞するとの見方を示した。

ロイターが25日入手した経済省の草案文書によると、ドイツ経済は2022年半ばにパンデミック(世界的大流行)前の水準に達する可能性が高いという。

INGのエコノミスト、カーステン・ブレスキ氏は「経済が再び軌道に乗るにはワクチン接種が一段と広がり、感染者数がさらに減少する必要がある。現時点での見通しでは、これが実現するのは少なくとも春以降になるだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

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