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ドイツ経済見通しは改善、総合インフレはピーク越え=連銀月報

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は20日、予想に反して堅調だった第4・四半期の国内経済を受けて景気見通しは改善しているとし、物価上昇の下振れには時間がかかるが総合インフレ率はピークを越えたとの見方を示した。写真は2022年4月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[フランクフルト 20日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は20日、予想に反して堅調だった第4・四半期の国内経済を受けて景気見通しは改善しているとし、物価上昇の下振れには時間がかかるが総合インフレ率はピークを越えたとの見方を示した。

第4・四半期の国内総生産(GDP)は、暖冬、エネルギー価格の低下、底堅い景況感、活発な個人消費に支えられ予想ほどは落ち込まなかった。

連銀は月報で、「短期的な見通しも、現在はほんの数カ月前に比べ良好」と説明。「今年に入り、世界的に企業と消費者のセンチメントは小幅改善し、景気後退懸念は幾分か後退した」とした。

その上で「欧州のエネルギー危機が明らかに緩和したことが寄与しているもようだ」とし、賃金が現在は急速に伸びてインフレ圧力の第二波を引き起こしており、総じてディスインフレを遅らせることになると指摘。「インフレ率がユーロ圏中期目標の2%を長期にわたり十分上回る一助となる」との見通しを示した。

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