[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが25日発表した6月の独消費者信頼感指数はマイナス24.2と、前月改定値のマイナス25.8から上昇した。
貯蓄性向が低下した。賃上げが予想されており、インフレで購買力が低下するとの懸念が緩和した。
指数は8カ月連続の上昇。ロイターがまとめた市場予想(マイナス24.0)は小幅に下回った。
GfKの消費専門家ロルフ・ビュルクル氏は「今月は貯蓄性向が低下し、消費心理の回復が停滞する事態を回避できた」とした上で、指数は依然として新型コロナウイルス流行に伴う最初のロックダウン(都市封鎖)が行われた2020年春の水準を下回っていると述べた。
所得の見通しを示すサブ指数はマイナス8.2と、前月のマイナス10.7から上昇。賃上げが見込まれており、8カ月連続の上昇となったが、購買意欲と景気見通しを示すサブ指数は小幅に低下した。
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