[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2022年通年の国内基準の消費者物価指数(CPI)改定値は6.9%上昇となった。基準年が変更されたため、速報値より1ポイント低くなった。
統計局は5年ごとに基準年を変更している。1月以降、基準年は15年から20年に変更された。20年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まった年となる。
コメルツ銀行のシニアエコノミスト、ラルフ・ソルベーン氏は「新基準では、昨年のインフレ率は速報値より大幅に低くなった」と指摘した。
国内基準の1月CPI改定値は、前年比8.7%上昇、前月比1.0%上昇。
昨年12月の改定値は8.1%上昇、昨年11月は8.8%上昇だった。改定前は12月が8.6%、11月は10.0%だった。
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