* 1月のドイツ製造業PMI改定値は61.1(速報値:61.2)
[ベルリン 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した1月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は61.1で、過去最高だった昨年12月の63.3から低下し、3カ月ぶり低水準となった。
ただ過去最高水準からはさほど離れておらず、製造業が第1・四半期のドイツ経済の拡大に寄与することを示唆した。
1月改定値は速報値の61.2からも若干下方修正されたが、景況拡大と悪化の分かれ目となる50は引き続き大幅に上回った。
IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は「工場では、過去20年間の集計期間でもめったに見られないペースでの生産拡大が続いている。高水準の雇用創出が持続していることも、今年の明るい見通しと併せ、工場が生産能力をさらに拡大する意欲があることを示している」と述べた。
また、今回の調査のハイライトは「供給サイドへの制約が続いて購買コストと産出物価格が上昇する中、価格上昇圧力が2011年前半以来の水準に上向いたことだ」と指摘した。
マークイットは、価格上昇圧力が増大すれば需要が抑制されるとともに、最近のユーロ高/ドル安が輸出を圧迫する可能性もあるとみている。