[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が17日発表した1月の生産者物価指数(PPI)は、前年同月比で予想以上に上昇した。ただ、伸び率は4カ月連続で鈍化しており、インフレが和らぎ始めていることを示唆している。
PPIは前年比17.8%上昇。アナリストは上昇率が16.4%まで鈍化すると予想していた。エネルギー価格が32.9%上昇したことが大きく影響した。
前月比では1.0%下落し、マイナス幅は予想(1.6%)ほどではなかった。
1月指標は暫定値となり、消費者や企業のガス・電気料金を支援する救済措置(3月に支給され、1月と2月分を遡及的にカバーする)が考慮されていないため、改定される見込み。1─2月の改定値は3月の速報値とともに発表される予定だ。
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