July 9, 2019 / 7:20 PM / 6 days ago

仏、カーニー氏のIMF専務理事起用は決定せず 報道否定

[ベルリン/パリ 9日 ロイター] - 仏財務省は9日、仏政府は欧州中央銀行(ECB)総裁に就任する国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の後任について誰を支持するかはまだ決定していないと明らかにした。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁の起用でドイツと合意していないとし、独紙の報道を否定した。

7月9日、独仏政府が過去にラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の後任としてイングランド銀行のカーニー総裁の起用を支持することですでに合意していたと独紙が報じた。ロンドンで5月代表撮影(2019年 ロイター)

独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙はこの日、独仏政府が過去にラガルドIMF専務理事の後任として英中銀のカーニー総裁の起用を支持することで合意していたと報道。独仏政府は2021年にIMF専務理事としてカーニー氏を起用することで合意していたが、ラガルド氏がECB総裁に転出することを受け、話が前進したという。

これについて仏財務省報道官は「(ドイツと)このような合意はしていない」とし、「フランス政府は誰を推すのかまだ決定していない。(後任を)欧州出身者とすることで何らかのコンセンサスが得られるべきだと考えている」と述べた。

独紙の報道について英中銀の広報担当はコメントを控えた。

仏当局者は週末、カーニー氏への支持が拡大していることを仏政府は承知しているが、「基本的にカナダ人」である人物をIMF専務理事に起用する前例ができることを懸念していると表明していた。

カーニー氏はカナダ国籍に加え、英国とアイルランドの国籍も保有しているが、カナダで生まれ育った。英中銀総裁に就任する前はカナダ銀行(中央銀行)総裁を務めていた。

仏当局者によると、次期IMF専務理事候補として、デンマーク出身の欧州委員会のベステアー委員のほか、オランダ財務相を務めたイェルーン・デイセルブルム氏らの名前が挙がっている。

別の仏当局者は、フランスは「欧州大陸」出身の候補を推していると表明。大陸出身者に限定するとカーニー氏のほか、英財務相を務めたジョージ・オボーン氏も候補から外れる。

第2次世界大戦後のブレトンウッズ会議で創設が合意されたIMFと世界銀行については、IMF専務理事は欧州出身者、世銀総裁は米国人が務める慣習になっている。

*内容を追加しました。

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