November 14, 2018 / 8:47 AM / a month ago

独GDP、第3四半期は前期比-0.2% 15年以来のマイナス成長

[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減と、2015年第1・四半期以来のマイナス成長となった。世界的な貿易摩擦や自動車業界での新排ガス基準対応を巡る問題で、伝統的な成長のけん引役である輸出が低迷した。ロイターがまとめた市場予想は0.1%減だった。

 11月14日、ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減と、2015年以来第1・四半期以来初のマイナス成長となった。写真はフランクフルトモーターショーで2013年9月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

経済省はGDP統計発表後に公表した月報で、第4・四半期は成長を回復するとの見通しを示し、7─9月の落ち込みは、自動車業界が国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)への対応に手間取るといった要因が影響した一時的なものだと指摘。

アルトマイヤー経済相は「0.2%のマイナス成長は破滅的状況ではない」と述べた。

第3・四半期のGDPは、前年同期比(労働日数調整後)では1.1%増。市場予想は1.3%増だった。

連邦統計庁は「GDPは前期比で小幅に減少したが、これは対外貿易の動向が主因だ。暫定的な計算によると、第3・四半期は、第2・四半期との比較で、輸出が減少し、輸入が増えた」と説明した。

デカバンクのアンドレアス・ショエル氏は「ドイツが抱えているのは、経済上の問題ではなく、自動車業界の問題だ。乗用車の認証の取得に手間取っているため、乗用車生産が際立って減少しており、他のセクターも巻き添えになっている」と述べた。

経済省は、自動車業界の問題が第3・四半期GDPを最大0.4%ポイント押し下げたと想定。

「これらの特殊要因がなくなれば、景気拡大は続く」と述べた。

しかし、ドイツの欧州経済センター(ZEW)は13日、ドイツ経済が落ち込みから急回復するのは困難との見方を示した。[nL4N1XO430]

ドイツの景気拡大は9年目に入ったが、世界的な貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱の影響をめぐる懸念とともに、国内政局の不透明感が影を落としている。

INGのエコノミスト、カーステン・ブレゼスキ氏は、自動車業界が第4・四半期に回復すると予想した上で、今回のGDP統計は「政治的な安定と力強い成長を所与のものと考えるべきではないという警告だ」と指摘。

「ユーロ安にもかかわらず、輸出が振るわなかった。これは、貿易摩擦と新興国市場の低迷が、今後もドイツ経済の重しになる可能性を示唆している」と述べた。

ドイツ商工会議所(DIHK)は先月、今年の独成長率見通しを従来の2.2%から1.8%に引き下げたと発表。また来年の成長率は1.7%に鈍化すると予想した。[nL3N1WY37I]

*内容を追加しました。

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