August 21, 2014 / 9:28 PM / 4 years ago

ドイツがロシア産LNG脱却へ、エネルギー大手に信用保証

[ミラノ/ロンドン 21日 ロイター] - ドイツ政府が液化天然ガス(LNG)の長期的な供給確保に向けて、エネルギー大手エーオン(EONGn.DE)に対し数十億ユーロの信用保証を提供していることが21日、関係筋の話で明らかになった。

8月21日、ドイツ政府が液化天然ガスの長期的な供給確保に向けて、エネルギー大手エーオンに対し数十億ユーロの信用保証を提供していることが明らかになった。デュッセルドルフの同社本社で2012年3月撮影(2014年 ロイター/Ina Fassbender)

ウクライナ問題をめぐるロシアと西側諸国の対立を受け、ドイツが需要全体の約40%を占めるロシア産ガスの依存度を下げ、供給先の多角化を急いでいることが背景にある。

関係筋によると、ドイツは昨年、カナダのゴールドボロLNG輸出プロジェクトを後押しするため、エーオンに対する20億ユーロ(27億ドル)の融資保証を認めた。

政府はエネルギーを含む原料の供給確保に向け、一定量をドイツ国内への輸入に充てることを条件に、融資保証を行ってきた。

昨年のカナダのLNG案件では、年間500万トンのうち150万トンを独国内に振り向けることをエーオンに義務付けたという。

またエーオンは現在、モザンビークやイスラエル、ペルー、コロンビアなどとも、LNGガス輸出プロジェクトの権益獲得に向け、交渉を進めている。

関係筋によると、LNG輸出プロジェクトでは、フランス電力公社(EDF)(EDF.PA)など政府系のエネルギー会社を供給先にすることが選好される。長期の信用保証が期待できるためだ。

政府系の欧州エネルギー会社も、北米などにLNGの供給先を求めていることから、エーオンは他社とプロジェクト参加を競う中で、政府に保証を求めたという。

政府保証が案件の資本コストを押し下げる効果も期待できると、関係筋は指摘する。エーオンの社債格付けである「Aマイナス」ではなく、ドイツ政府の「トリプルA」が事実上適用されるためだ。

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