September 26, 2018 / 3:47 AM / 22 days ago

独保守与党の下院トップ選挙で波乱、首相側近がまさかの敗北

[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が率いる保守与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は25日の連邦議会(下院)院内総務選挙で、ラルフ・ブリンクハウス議員を選出した。

 9月25日、ドイツのメルケル首相(左)が率いる保守与党、キリスト教民主・社会同盟は連邦議会(下院)院内総務選挙で、メルケル氏と13年にわたってコンビを組んで与党・議会運営に携わってきた現職のフォルカー・カウダー氏(右)がまさかの敗北を喫し、党内にメルケル氏への不満が渦巻いている様子が明らかになった。インメンディンゲンで19日撮影(2018年 ロイター/Arnd Wiegmann)

メルケル氏と13年にわたってコンビを組んで与党・議会運営に携わってきた現職のフォルカー・カウダー氏がまさかの敗北を喫し、党内にメルケル氏への不満が渦巻いている様子が明らかになった。

今回の動きはまさに、与党議員の間に政策形成において発言力を高めたいという思惑があることの表れだと受け止められている。

ブリンクハウス氏が院内総務への立候補を発表したのは数週間前で、メルケル氏の側近中の側近の1人であるカウダー氏に挑戦する試みは多くの政治評論家を驚かせたが、同時に選挙では負けるとの見方が大勢だった。ところが結果は、ブリンクハウス氏が125票を獲得して112票のカウダー氏を僅差で退けた。

メルケル氏は記者団に「ずっと一緒に働いてきたカウダー氏が職にとどまってほしかったが、ブリンクハウス氏が最多票を得た。彼の当選を祝福し、協力を要請した」と語った。

メルケル氏は今回が首相として最後の任期だと表明している。それでも各新聞はこぞって、院内総務選挙を巡る波乱を同氏の時代の幕を下ろす出来事とみなし、保守系のフランクフルター・アルゲマイネ紙の一面トップには「レームダック」の見出しが躍った。

また多くの与党議員は、これはメルケル氏への反旗と考えるべきでないと主張しているものの、アルミン・シュスター議員はより大胆に、メルケル氏は政権引き継ぎの計画を策定し始める必要があると発言した。

メルケル氏の政治信条は中道であり、現政権にも加わっている社会民主党(SPD)などの左派勢力とおおむね良好な関係を築いてきたように見える。ただそれは保守与党幹部の姿勢とは相いれないケースも生じ、この間の調整を担当してきたのがカウダー氏だった。

ブリンクハウス氏は「選挙結果を非常に喜ばしく思うとともに、われわれがなすべき課題は多い」と述べ、カウダー氏の実績について大いに尊敬していると付け加えた。

一方野党側は、与党の院内総務交代は「メルケル政権の終わりの始まり」だなどと評し、政権に揺さぶりをかけている。

昨年の総選挙で初めて下院に議席を得た極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のガウランド党首は「メルケル氏のたそがれと呼べる。政権の終えんに向けて事態がさらに進んだ形で、終わりの時期は私たちが現在想定しているよりもはるかに早くなると信じている」と話した。

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