[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツの社会民主党(SPD)は、同党の作業部会が作成した政策文書の草案で、気候と大気を保護するためには自動車業界で一段と清浄かつ効率的な内燃機関が必要との見解を示した。
SPDとメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立交渉では、ディーゼル車の排ガス不正で失墜した自動車業界への信頼を取り戻し、気候変動に関する目標を達成する方策を見つけることが大きな課題となっている。
草案は、この課題の達成には電気自動車への支援やハードウエア変更を含めた一段と効率的かつ清浄な内燃機関などが必要となるとしている。
エンジンのハードウエアの改良には、既に自動車業界と合意したソフトウエアの向上よりもコストが大幅にかかる。