[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツの2016年の人口は移民や難民の流入により約60万人増え、過去最高の8280万人となった。連邦統計局が27日明らかにした。
死亡数は出生数を15万―19万人程度上回ったものの、人口はこれまで最高だった2002年の8250万人を超えた。
ドイツでは1972年以来、死亡数が出生数を上回る状態が続いており、死亡数の方が合計で500万人以上多くなっている。
ただ100万人以上の人々が2015―16年に戦争や貧困から逃れるため中東、アフリカなどから流入した。要因としてドイツの好調な経済や、比較的リベラルな難民政策、手厚い福祉が挙げられる。
独政府の移民や難民に対する支援は近年増えており、2016―17年には287億ユーロ(306億4000万ドル)の資金を確保した。
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