May 29, 2019 / 9:35 AM / a month ago

独失業者数、5月は約2年ぶりに増加 景気減速の影響波及

[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が発表した5月の統計によると、失業者数は約2年ぶりに増加し、景気減速が労働市場に波及しつつあることを示した。

失業者数(季節調整後)は前月から6万人増加し227万9000人。ロイターがまとめたコンセンサス予想は8000人減少だった。

ここ数年、ドイツ経済のけん引役は国内要因で、特に堅調な労働市場が成長を後押ししてきた。

連邦雇用庁のシーレ長官は、予想外の失業増加は、一部失業手当受給資格の監査が主な要因としながらも、景気減速も影響したと指摘。

「最近の景気の幾分の減速の最初の波及効果が労働市場に表れた。企業の新規社員需要はなお高水準だが急速に減退している」と述べた。

シーレ長官によると、失業者の6万人増加の約3分の2は特殊要因によるものだったという。

失業率(季節調整後)は5.0%に上昇した。

季節調整前の失業者数は7000人増の223万6000人だった。

<ピークアウト>

VPバンクのチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は、「どんな良いことにも必ず終わりが来る。ドイツ労働市場にも、それが言える」と述べ、製造業が受注減少を受けて生産を抑制していると指摘した。

市場調査グループGfKが28日発表した6月の独消費者信頼感指数は過去2年余りで最低を記録した。

バンクハウス・ランペのバスチアン・ヘッペルレ氏は「好調局面は終わった。労働市場はすでにピークを打ったようだ」と述べた。ただ、就業者数はなお高水準で、個人消費を支援し、さらに内需主導の成長に結びつくとの見方を示した。

ドイツ政府は前月、2019年成長率予想を従来の半分の0.5%に引き下げた。2017年の2.5%、18年の1.5%から大幅な減速となる。

KfWのアナリスト、マーチン・ミュラー氏は、失業者数の増加は一時的なものにすぎない可能性は排除できないとして、年間では失業者のさらなる減少を予想。「技能労働者が引き続き不足しているため、有資格失業者の就職機会はなお多い」と述べた。

就業者の統計と失業者の統計はちぐはぐな様相を呈している。連邦雇用庁が28日発表した4月の就業者数(ILO基準)は過去最高の4511万人だった。

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