April 2, 2019 / 8:08 AM / 21 days ago

ゴーン被告と日産の公判分離申し立て、弁護人「公平な審理に反する」

 4月2日、ゴーン被告の弁護人を務める弘中惇一郎氏は、法人としての日産とゴーン氏の公判の分離するよう東京地裁に申し立てたことを明らかにした。写真は外国特派員協会で3月に会見した弘中弁護士。3月4日、都内で撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の裁判を巡り、弁護を務める弘中惇一郎弁護士が2日、日本外国特派員協会(東京・千代田)で会見し、前代表取締役グレゴリー・ケリー被告(62)や法人としての日産と公判を分離するよう東京地裁に同日午前に申し立てたことを明らかにした。

弘中氏は、日産の元秘書室幹部らが東京地検特捜部と司法取引に応じており、「検察と一体となってゴーン被告を追及している」日産は「被告人ではなく、検察官だ」と糾弾した。そのうえで、ゴーン被告と日産が「同じ椅子で一緒に審理を受けるのはどう考えてもおかしい」とし、同被告と日産の公判を併合したまま審理を進めれば、「フェア・トライアル(公平な審理)に反する」と主張した。

金融商品取引法違反の罪で起訴されているケリー被告とも公判分離を申し立てた理由について、ゴーン被告とケリー被告とは「立場が違う」と弘中氏は指摘し、ケリー氏は「共同被告人ではなくて証人として(裁判に)出るのが相当」との考えを示した。ただ、「日産に対するほど(公判分離を)強く思っているわけではない」とも付け加えた。

保釈後のゴーン被告の健康状態と裁判の進め方に関する同被告の意思について問われ、弘中氏は「元気にされており、意見交換している」と述べ、ゴーン被告が勾留理由開示で無実と供述した考えはいまも「何ら変わりはない」と語った。

日産は8日に臨時株主総会を開き、ゴーン・ケリー両被告の取締役解任を決議する見通しだが、弘中氏は、ゴーン被告が自身の解任に対して「反論したり、法的な措置を取ったりすることはないのでは」との見解を示した。

ゴーン被告自身の会見については、今月中にも開かれるもようだが、弘中氏は「どういう内容でどういう順番で話すかということを非常に慎重に検討している最中だ」とし、「そう遠くはない時期に会見で話すことになると思う」と述べた。

*内容を追加しました。

田巻一彦、白木真紀

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