[1日 ロイター] - ギター製造で知られる米大手楽器メーカーのギブソン・ブランズが1日、米連邦破産法11条の適用を申請した。債権者らによる新たな体制の下、楽器事業を再編する計画だという。
B・B・キングやエルビス・プレスリーなど多くのアーティストがギターを愛用したギブソンは、海外で家庭用電子機器事業を買収したことなどで5億ドルの負債を抱えている。
デラウェア州の破産裁判所に提出した資料によると、同社は海外電子機器事業を縮小し、中核のギター製造と音響事業に注力するとしている。
同社によると、電子ギターの販売は今年1月までの1年間に10.5%増の1億2200万ドルに拡大しているという。
1894年創業のギブソンは、米国内の工場で電子ギターとアコースティックギターを製造、世界80カ国以上で年間17万本超を販売している。
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