[ロンドン 5日 ロイター] - 英競争・市場庁(CMA)が米メタ(旧フェイスブック)に傘下のGIF画像共有サービス企業ジフィーの売却を命じた件を巡り、CMAの決定に異議を申し立てたメタ側の主張が5日に明らかになった。
メタは申し立ての中で、ジフィー買収によってディスプレー広告市場の競争が損なわれるとしたCMAの見解に反論した。
CMAは昨年11月、メタによる2020年のジフィー買収について、競合他社にとって脅威になり、メタが提案した是正策では懸案の解決にならないとして売却を命じた。
メタは翌12月、CMAの決定を不服として命令停止を求めた。
英競争審判所が5日に公表したメタの異議申し立て概要によると、同社は6つの根拠を提示。
スナップチャットやティックトックといった競合にもジフィーが引き続きサービスを提供できるようにすると確約したメタの提案をCMAは審査していないなどと主張した。
また、CMAの決定は手続き面でも問題があるとした。
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