[ワシントン 13日 ロイター] - バイデン米大統領は13日、シリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー銀行の破綻に絡み演説し、米銀行システムは「安全」と言明し、国民の懸念払拭に努めた。銀行に対する規制強化を目指すとも表明した。
バイデン大統領は「米国民は銀行システムが安全と自信を持つことが可能だ」とし、銀行に預け入れた預金は安全だと強調した上で、これらの銀行の経営者は解雇され、投資家は損失を被ると指摘。「彼らは承知の上でリスクを取った。リスクが報われなかったときは代償を払うことになる。これが資本主義の仕組みだ」と述べた。
さらに、2008年に発生した金融危機の再発防止に導入された金融規制改革法(ドッド・フランク法)の一部は、トランプ前政権下で共和党によって後退させられたと指摘。「このような銀行破綻再発の可能性を低下させ、中小企業の雇用を守るため、議会や銀行規制当局に対し、銀行の規制強化を要請する」と言明した。
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