[フランクフルト 15日 ロイター] - ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は15日、国内金融機関ではここ3─4日、質への逃避による預金への資金流入が見られると述べた。
シリコンバレー銀行の経営破綻を受けて銀行株が売られるなど金融市場は、ここ数日混乱している。
同CEOは金融関連会議で講演し、数日で結論を出すのは難しいとした上で、ドイツの国内銀行では「こうした時期によくある質への逃避がみられる」と指摘し、預金に資金が流入していると説明した。ただ、具体的な数字には言及しなかった。
米国と欧州で起きた出来事については「類似性はないと考えている」と述べた。
同行の第1・四半期については、投資銀行部門の債券と通貨取引は前年同期を下回り、投資銀行部門全体の収入はアナリスト予想を若干下回る可能性があると述べた。
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