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独連銀、シリコンバレー銀破綻で危機対応チーム招集

[フランクフルト 13日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は13日、米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けて、国内の銀行と金融市場への影響を分析するため、金融危機対応チームの会合を招集した。報道官がロイターに明らかにした。

ただ、欧州では緊急措置の発動は見込まれていない。

13日序盤の欧州株式市場ではコメルツ銀行が一時11%急落。ドイツ銀行も6.5%値下がりしている。

金融危機対応チームは2008年の金融危機の際に創設されたもので、連銀の理事会に情報提供と勧告を行う。決定権はない。

ユーロ圏では、中小銀行については各国の規制当局が、大手行については欧州中央銀行(ECB)の単一監督委員会が決定を下す。

欧州の銀行監督関係者によると、単一監督委員会は緊急会合を開催しておらず、緊急会合を開催する予定もない。23─24日に定例会議が予定されているという。

同関係者は、ユーロ圏の銀行には総じて十分な資金があり、トレーディング目的から満期保有目的のポートフォリオへの資産の移行が順調に進んでいると指摘。金利上昇に伴う市場価格の下落を考慮する必要がないと述べた。

リスクの高いハイテク新興企業への融資が多かったSVBに比べて、ユーロ圏の銀行の資産は総じて保守的という。

同関係者は、SVBの破綻がユーロ圏の銀行に直接影響することはないが、米国で大手行に影響が広がり、伝染リスクが生じれば状況が変わる恐れがあると述べた。

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