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SVB破綻の影響、銀行経営を圧迫へ=ベイン・キャピタル幹部

米プライベートエクイティー(PE)大手ベイン・キャピタルの共同マネジングディレクター、ジョン・コノートン氏は15日、SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行が経営破綻した影響が今後、既に貸し出しを削減している銀行の経営を圧迫するとの見方を示した。写真は、SVBのロゴと米国旗をイラスト化して2023年3月13日に作成。(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米プライベートエクイティー(PE)大手ベイン・キャピタルの共同マネジングディレクター、ジョン・コノートン氏は15日、ロイターのインタビューに応じ、米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行が経営破綻した影響が今後、既に貸し出しを削減している銀行の経営を圧迫するとの見方を示した。

コノートン氏は、銀行が金利の急速な上昇に対応する中で伝統的な融資は一段と減少しているため、ベインのようなPE会社はダイレクトレンディング部門を持つ同業他社に頼っていると説明。ただダイレクトレンディングのコストは銀行融資よりも大幅に高いという。

同氏によると、合併・買収(M&A)を手がけるPE会社に対する典型的なデットファイナンスのコストは従来の5─6%から8─10%に跳ね上がった。

それでもベインのM&Aによるリターンの見通しは、投資先企業の利益が昨年に15%増えたこともあり、従来と変わっていないと話した。

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