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SVBファイナンシャル、FDICに協力求める 20億ドル凍結巡り

 3月21日、 米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの弁護士は、破産裁判所の審問で、傘下シリコンバレー銀行(SVB)を管理下に置き、経営維持に必要だった現金20億ドルを凍結した規制当局に協力を求める意向を示した。写真はSVBのロゴのイメージ。13日撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[21日 ロイター] - 米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの弁護士は21日、破産裁判所の審問で、傘下シリコンバレー銀行(SVB)を管理下に置き、経営維持に必要だった現金20億ドルを凍結した規制当局に協力を求める意向を示した。

SVBファイナンシャルはSVB破綻から1週間後となる17日に連邦破産法11条の適用を申請。裁判所への提出文書で、SVBに保有していた資金へのアクセスを阻止する「不適切な措置」を連邦預金保険公社(FDIC)が取ったと訴えていた。

弁護士は判事に対し、破産法適用を申請する前日に同社が預金へのアクセスを失ったと指摘。「傘下銀行が奪われただけでなく、全ての現金が奪われた」と述べ、SVBファイナンシャルは従業員のヘルスケア関連費用を支払うことができないと語った。

規制当局と作業グループを設置し、従業員の属性などSVBファイナンシャルとSVBの間にある複雑な問題に対処することを望むとした。

一方、FDICは21日付の裁判所への提出文書で、SVBファイナンシャルを巡る調査の一環として、同社の全ての銀行口座を凍結したと説明。新経営陣への移行中に銀行業務を安定させるために合法的かつ必要な措置だったと主張した。

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