[16日 ロイター] - 格付け会社S&Pは16日、アジア太平洋地域の銀行は米シリコンバレー銀行(SVB)破綻の影響を吸収可能として、格付け見直しにつながる公算は小さいとの見解を示した。
アジア太平洋地域の銀行はSVBへの直接的なエクスポージャーはごくわずかで、2次的な影響は管理可能と指摘した。
市場心理の悪化から最も大きな圧力を受けるのは米国債を大量に保有する一部の日本の銀行だが、格付けに関する行動を開始するほどではないと説明した。
「この地域の主要な格付け要因は、預金者と利害関係者の信頼だ」とし「慎重な資金調達と流動性管理は、格付けの安定に今後も不可欠だ」と述べた。
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