[21日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが同業クレディ・スイスの買収を決めたことを受け、クレディ・スイスの投資銀行部門分社化計画の撤回に向けた協議に入る見通し。21日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
報道によるとUBSは、クレディ・スイスの投資銀行部門「CSファースト・ボストン(CSFB)」の次期トップに就任する予定だったマイケル・クライン氏と交わした契約を解除する方法を検討するため法務チームを編成しているという。
クレディ・スイスはUBSによる救済合併決定以前に、経営再建策の一環として分社化を計画。クライン氏が設立した投資銀行を1億7500万ドルで買収、CSFBと統合した上でスピンオフする方針だった。
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