[ワシントン 22日 ロイター] - イエレン米財務長官は22日、シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの経営破綻を受けた資金流出を抑制するため、全米の銀行が流動性比率を高めていると述べた。上院歳出小委員会の公聴会での発言。
イエレン氏は、過去2週間、多くの中堅銀行が預金保険の対象外となる預金について財務省に「深い懸念」を表明していることを明らかにした。その上、「これらの銀行の多くは、自分たちも資金繰りに苦しむ可能性があることに非常に不安を感じていた」と述べた。
また、2行の破綻を受けて全米の銀行が流動性を高めており、影響の波及を深刻に懸念していることがわかると指摘した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」