[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは今月のシリコンバレー銀行破綻を受け、銀行監督強化に向けた計画の詳細を準備しており、早ければ今週中にも発表する可能性がある。関係者が29日に明らかにした。
トランプ前政権時代に緩和された総資産1000億─2500億ドルの銀行に対する規制の復活を提言する見通し。
ホワイトハウスはコメントを控えた。当局者らはこれまでに改革案を数日中に発表すると述べている。
細部を詰めており、現行法の大幅な修正には至らない可能性が高い。ホワイトハウスは分裂した議会で法案を通過させることに懐疑的で、新たな規制は米連邦準備理事会(FRB)や連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁が実施する必要があるという。
アナリストらは、資本要件の引き上げやストレステスト(健全性審査)の強化、清算など危機に備えた計画の策定なども検討項目に入る可能性があるとみている。
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