[4日 ロイター] - 米地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープは4日、身売りを検討しているとの報道を否定した。
ウェスタン・アライアンスは「事業売却は検討しておらず、戦略的選択肢を検討するためのアドバイザーも起用していない」と表明した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はこの日、複数の関係筋の話としてウェスタン・アライアンスが全事業、もしくは一部事業の売却を含む戦略的な選択肢を模索していると報道。同行が選択肢を探るためにアドバイザーを起用したとも報じた。
この報道を受け、ウエスタン・アライアンスの株価は一時60%を超えて下落したが、同行が否定したことで下げ幅を縮小し、午後序盤の取引で前日終値比39.3%安の17.94ドル。この日の取引のこれまでの安値は11.35ドル。複数回、売買が停止された。
米地銀を巡っては、パックウエスト・バンコープが身売りや増資を含む戦略的選択肢を検討していると3日に伝わっていた。
パックウエストの株価は4日午後序盤の取引で48.1%安の3.32ドル。一時は2.48ドルまで下落した。
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