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世界の債務残高、20年末に過去最高の277兆ドルに増加へ=IIF

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)は18日に発表した報告書で、世界全体の債務残高が2020年末時点で277兆ドルと、過去最高に達するとの見通しを示した。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)対策として、政府や企業による支出が続いていることが背景にあるとしている。

IIFには世界で400超の銀行や金融機関が参加している。

IIFは世界全体の今年の債務残高について、9月には15兆ドル増の272兆ドルまで膨れ上がったと指摘。先進国を中心とした政府による歳出が増加分のほぼ半分を占めていると明らかにした。

7─9月期に先進国市場全体の債務残高の国内総生産(GDP)比は432%となり、昨年末時点の380%から上昇した。一方、新興国市場の債務残高の対GDP比は、約250%となり、中国では335%に達した。新興国市場の年間債務残高が世界のGDPに占める割合は365%になると予想されている。

IIFは報告書で「世界経済が将来、経済活動に重大な悪影響を及ぼさずに、どうやってレバレッジを解消するかについては非常に不透明だ」と述べた。

報告書によると、米国の今年の債務残高見通しは80兆ドル。前年は71兆ドルだった。欧州圏の債務残高は9月までに1兆5000億ドル増加し、53兆ドルとなっている。

途上国の中で非金融部門の債務比率の増加が顕著なのは、レバノンや中国、マレーシア、トルコだという。

世界各地で金利が記録的低水準にあるが、新興国・地域では歳入減で債務返済が一段の負担になっている。

IIFは21年末までに新興国の7兆ドル規模の債務とシンジケートローンが期限を迎え、そのうち15%がドル建てだとしている。

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