July 15, 2019 / 10:59 PM / a month ago

新興国の債務、第1四半期に過去最高 低金利で=IIF

[ロンドン 15日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)の報告書によると、低金利を背景に新興国の2019年第1・四半期の債務は過去最高を記録した。

新興国の政府や企業、金融機関、家計の債務は前年同期の68兆9000億ドルから69兆1000億ドルに増加した。債務の総生産(GDP)に占める比率は216%。

債務のGDP比率をみると、チリ、韓国、ブラジル、南アフリカ、パキスタン、中国でここ1年、債務が特に拡大した。

IIFのデピュティ―・ディレクター、Emre Tiftik氏は「短期債務への依存が増しており、多くの新興国市場は世界のリスク志向が突然変化した時に大きな影響を受ける」と指摘。約3兆ドルの新興国市場の債券とシンジケートローンが2020年末までに返済期限を迎え、その3分の1はドル建ての借り入れだと説明した。

米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)はここ数週間ますますハト派姿勢を強めており、今後、景気刺激策を講じると予想されている。

今後も借り入れコストが低下するとの期待から債務は世界的に拡大傾向にあり、世界の債務残高は246兆5000億ドルに達した。これはGPD比320%で、昨年第1・四半期に記録した過去最高をわずか2兆ドル下回る水準。

第1・四半期の先進国の債務拡大は主に政府借り入れによるもので、公的債務は1兆ドル増加した。フィンランド、カナダ、日本で債務のGDP比率が上昇した。一方、オランダ、アイルランド、ポルトガルなど一部の欧州諸国では債務縮小が続いている。

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