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国際金融協会、世界の債務のGDP比悪化を警告=報告書

 9月14日、国際金融協会(IIF)の14日発表の報告書によると、世界の債務の対国内総生産(GDP)比は経済の急激な鈍化を背景に5四半期ぶりに増え、350%に悪化した新興国も3.5ポイント悪化の252%になった。写真はパナマの市場で7月撮影(2022年 ロイター/Erick Marciscano)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)の14日発表の報告書によると、世界の債務の対国内総生産(GDP)比は経済の急激な鈍化を背景に5四半期ぶりに増え、350%に悪化した新興国も3.5ポイント悪化の252%になった。

今年4─6月期末の世界の債務水準も四半期ベースで2018年以来、初めて縮小したが、これはドル安の影響が大きい。ドル建てで見ると世界全体では5兆5000億ドル減の300兆ドルだった。ただ、先進国が4兆9000億ドル減の201兆ドル強になったのに対し、新興国の債務は6000億減にとどまった。

世界でも深刻な食料危機に既に見舞われている35カ国のうち、債務返済に問題が出ているか、問題になるリスクの高い国は16カ国に上っている。

報告書は「エネルギーや食料高騰による経済成長の急激な鈍化や社会不安増大の懸念をきっかけに、各政府が今後借り入れ拡大に動く可能性は高い」と指摘。世界の債務の対GDP比が今年末までにさらに2ポイント悪化する可能性も警告した。

報告書によると、インフレ抑制のため各中銀が利上げに動き、買い入れコストが上昇することで、企業の破綻が大きく増える可能性も高い。各中銀による景気の軟着陸がより困難になり、世界の雇用市場に悪影響が及ぶ可能性も指摘した。

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