for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

世界の配当金、第1四半期は7.8%増の2633億ドルで過去最高

[ロンドン 20日 ロイター] - 資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが20日公表したリポートによると、世界の配当金総額が第1・四半期に過去最高を記録した。景気減速や利益の伸びを巡る懸念にもかかわらず、企業が楽観的な姿勢を強めていることが浮き彫りとなった。

 5月20日、資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが公表したリポートによると、世界の配当金総額が第1・四半期に過去最高を記録した。写真はシンガポールのビジネス街。10日撮影(2019年 ロイター/KEVIN LAM)

第1・四半期の配当金は2633億ドルで7.8増加。伸び率は前年と一致した。

ジャナスのグローバル・エクイティ・インカム担当責任者、ベン・ロフトハウス氏は「伸び率は、われわれが見込んでいる今年通年のペースをやや上回った」と指摘。

「昨年末時点のボラティリティーに加え、英国の欧州連合(EU)離脱や貿易戦争などを巡る懸念が世界で高まっていることを踏まえると、(データは)かなりポジティブだ」と語った。

ジャナスは2019年の世界の配当金総額が4.2%増加し、過去最高の1兆4300億ドルになると予想している。伸び率は18年の9.4%を大きく下回り、16年以来の低水準となる。

それでも政府債利回りと比べるとかなり高い。17日時点で米10年債利回りは約2.4%、ドイツ連邦債利回りは2年半ぶり低水準付近。

第1・四半期の配当金総額の高い伸びは、英豪系資源大手BHPBHPB.LBHP.AX、オランダの化学大手アクゾ・ノーベルAKZO.AS、スイスの製薬大手ノバルティスNOVN.Sなどが実施した特別配当が一因で、これによりドル高の影響が相殺された。

セクター別ではノバルティスやロシュの特別配当を背景に製薬の寄与度が最も大きく、世界の配当金8ドルにつき1ドルの割合となった。

地域別では、新興国市場が6.1%減の162億ドルと唯一減少。アジア太平洋地域は14.7%増の181億ドルと最も高い伸びを示した。英国は10.5%増の207億ドルで2番目に高い伸びとなった。

英国を除く欧州の伸びは他の地域の3分の1で09年以来の低水準となった。ただ配当金総額は過去最高の400億ドルを記録した。

米国は8.3%増加して過去最高の1225億ドル。銀行の配当が25%増と大きく寄与した。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up