[ニューヨーク 15日 ロイター] - 外国人投資家は3月前半に新興国市場で資金の流れを反転させ、銀行セクターへのストレスを巡る不透明さを背景に資金流出ペースを早めていることが、国際金融協会(IIF)が15日公表したデータで明らかになった。
月初めの時点で米国のインフレ高止まりと金利上昇が懸念されていたところに、先週米シリコンバレー銀行が突然破綻し、安全資産への逃避を引き起こした。
高頻度データによると、3月前半に新興国市場のポートフォリオからは差し引き45億ドル前後が流出。台湾の株式は28億ドル、南アフリカの債券は17億ドルのそれぞれ純流出だった。
韓国の株式は10億ドル近い純流出。インドネシア、インド、ハンガリーの債券はそれぞれ4億ドル強の純流出だった。
一方、インドの株式は20億ドル強の純流入で、その大半は3月2日に起きていたことがデータから分かる。
新興国市場の資金動向は1月が660億ドル、2月が229億ドルのそれぞれ純流入だった。
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